
そけいヘルニア
新宿外科クリニックでは、
そけいヘルニアを
日帰り手術で治療しています。
そけいヘルニアは、そけい部の筋肉が緩み、隙間から腸が出ることで太ももの付け根のあたりがぽこっと膨らむ病気です。“脱腸”とも言います。
決して珍しい病気ではなく、年間16万人ほどの人が手術を受けられています。
そけい部に出っ張ったりへこんだりする膨らみがあるのが特徴で、命に関わることが少ない良性疾患ですが、放っておくとだんだん膨らみが大きくなります。すると常に膨らみが気になってしまったり、お腹に力を入れるのが怖くなってしまったりなど、日常生活に影響が出てきます。
そけいヘルニアを治療するには手術以外に方法はなく、手術では筋膜の弱った部分にメッシュと呼ばれる合成繊維のシートを当てて腸が出ないようにします。昔は入院手術で行うのが一般的でしたが、今では日帰り手術を行う医療機関も少しずつ増えてきています。
当院では2007年の開院当時からそけいヘルニアの日帰り手術を行っており、手術創を可能な限り小さくすること、そして体の負担が少ない麻酔を使用するといった工夫により、早く元の生活へ戻れるような日帰り手術を心掛けています。
当院で行っている術式は2種類あり、「そけい部小切開手術」と「内視鏡手術」です。どちらも日帰り手術で行っています。
そけい部小切開法は、皮膚の切開を小さくすることで手術後の痛みを少なくして日帰り手術を可能にした、当院では2007年開院よりほとんど毎日行っている術式です。
内視鏡手術は、おへそに小さな切開をして、そこから内視鏡と鉗子を入れて行う手術です。腹腔鏡手術と同じ機械を使用しますが、手術のやり方が少し異なります。そけい部小切開法よりもさらに小さな切開で手術することができるので、より痛みが少なくなります。
日帰り手術の適応があるかどうか、またどちらの術式がより適しているかは診察してみての判断となります。
「もっと早く手術を受ければ良かった」の声を受けて
「良性疾患だから様子をみて大丈夫」や「痛くなったら手術したらよい」と他の医療機関で言われ、積極的に手術を勧められなかったという方もいます。
確かにそけいヘルニアは命にかかわることが少ない病気ですが、受診される方は命の心配よりも日常生活での鬱陶しさを気にして手術を希望される方が多いです。鼠径ヘルニアは膨らみがあれば手術適応です。様子をみて治る病気ではありません。
手術後に「ずっと悩んでいないでもっと早く手術を受けていれば良かったです」とすっきりした表情で言ってくださる方もいて、病気の治療以上に意味のある手術だったと感じることができます。
いつか手術を受けようと思っているのであれば、早いほうがいいでしょう。人生は限りあるものですから悩んでいる時間がもったいないです。
日帰り手術予約状況
日帰り手術の予定は
06月04日(日)以降
となります。
(05月30日現在)
そけいヘルニアの診察・手術の担当医師

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