
1:そもそもメッシュって何?
鼠径ヘルニアは、筋膜の一部が緩んで穴が開いてしまい、そこから脱腸してしまう病気です。脱腸を治すには、開いてしまった穴に蓋をする必要があります。その役割を担っているのがメッシュです。
2:メッシュはどんな素材でできている?
メッシュはポリプロピレンで作られています!体内に吸収されることなく一生残るものです。細かい網目状でとても頑丈に作られています。
3:メッシュは体内で固定されるの?
メッシュは体内で次第に固定されます。
メッシュは細かい網目状になっていますので、その網目の隙間に肉芽が盛り上がって入り込んでいくことで固定されます。
ですので、術後の生活中にメッシュが手術直後の位置からズレてしまうことは有りません。メッシュはペースメーカーなどとは違い、メッシュが体内に入っているからといって何かを制限することは必要ありません。
4:使用するメッシュの種類は?
当院では、数種類のメッシュを取り扱っています。
患者さん個人によって筋膜の穴の大きさや位置が違いますので、1人1人に最適なメッシュを選んで使用しています。
鼠径ヘルニアでお悩みでしたらぜひ一度お電話にて相談・ご予約ください
この記事の監修者

医療法人社団オリビエ会
新宿外科クリニック
理事長 高島 格
1960年東京都生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業後、病院の外科で20年勤務し様々な手術を経験。
中でも得意としていた日帰り手術をより多くの人に受けてもらいたいと、2007年東京都新宿区に日帰り手術専門の新宿外科クリニックを開業する。
現在は、新宿外科クリニックと埼玉県さいたま市の大宮セントラルクリニックの2院を運営し、累計手術実績は下肢静脈瘤手術で約11000件以上、鼠径ヘルニアは8600件以上に及ぶ。